今日の英単語:tawdry (tɔ́dri tɔ́ːdri)
「tawdry」は「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」で「派手で安っほい」、Weblioでは「けばけばしい、あくどい、安ぴかの、下品な、卑俗な」という意味が紹介されています。
ハリー・ポッターと死の秘宝でもこの単語が使われています:
The night wet and windy, two children dressed as pumpkins waddling across the square, and the shop windows covered in paper spiders, all the tawdry Muggle trappings of a world in which they did not believe…
Google翻訳:雨と風の夜、カボチャの仮装をして広場をよちよちと歩く二人の子供たち、紙製のクモで飾られたショーウィンドウ――それらはすべて、彼らが信じてもいない世界の、安っぽいマグル流の飾り立てにすぎなかった。
Harry Potter and the Deathly Hallows (English Edition) (pp.279-280).
この「tawdry」という単語が大人から子供まで楽しめる本、Harry Potterシリーズでも使用されていることを強調しておきます。
他にも例文を見てみましょう:
LONDON (Reuters) – Britain’s parties should step away from “tawdry political tactics” that are unsettling investors before a 2015 election and focus instead on spelling out long-terms plans for the economy, a business lobby group said on Monday.
Google翻訳:ロンドン(ロイター)― 英国の経済団体は月曜、各政党に対し、2015年の総選挙を前に投資家の不安を招くような「低俗な政治的駆け引き」を避け、経済に関する長期的な計画を明確に提示することに注力すべきだと提言した。
この文脈では「tawdry」は「低俗な」と訳されています。
Geminiに「tawdry」のイメージを絵にして、とお願いしたらこんな画像が作られました:

確かに、低俗で下品でけばけばしい感じです。
もう一つ例文を見ておきましょう:
Critic’s Notebook: Jerry Springer Didn’t Just Reflect Our Debased Culture — He Helped Create It
The infamous trash TV talk show host started out with serious aspirations but, in a transition that was emblematic of the coarsening of our society, dumbed them down in pursuit of ratings and tawdry glory.Google翻訳:批評家の視点:ジェリー・スプリンガーは、我々の低俗化した文化を単に映し出しただけでなく、その形成の一翼を担った
悪名高い「トラッシュTV(低俗なテレビ番組)」の司会者である彼は、当初は真摯な志を抱いていた。しかし、社会の粗野化を象徴するような変遷をたどり、視聴率と安っぽい名声を追い求めるあまり、番組の質を低下させていったのである。
上記の例文で太字にしたジェリー・スプリンガー(Jerry Springer)さんは「ジェリー・スプリンガー・ショー」という番組のホストを長く勤めたアメリカでは大変有名な方です。
この「ジェリー・スプリンガー・ショー」はWikipediaによると:
様々な問題を抱えた「素人さん」(カップルや夫婦、親子など)がスタジオに登場し、トークバトルを繰り広げる。時には放送禁止用語が飛び交う事や、素人同士が取っ組み合いのケンカになって、司会のジェリーや屈強なスタッフが止めに入る事も多い。これらの乱闘シーンや番組内容に関しては視聴者から「低俗だ」と頻繁に批判を受けているが、高い視聴率を記録してきた。
私はこの番組を何度か観たことがあるので、この番組ほど「tawdry」という言葉が合う番組は他にないように思えます。
話は変わってオードリー・ヘップバーンはAudrey Hepburnと書きますが、この「tawdry」の語源にAudreyという名前が潜んでおります。
語源をetymonlineから引用します:
This was shortened from tawdry lace (1540s), a misdivision (with adhesion of the -t- from Saint) of St. Audrey’s lace, “necktie or ribbon sold at the annual fair at Ely on Oct. 17 commemorating St. Audrey.”
The necklaces came to represent rustic or cheap finery, especially as worn by country girls.この語は tawdry lace (1540年代)から短縮されたもので、Saint からの -t- の付着を伴う誤分割(St. Audrey’s lace の誤分割)で、「聖Audreyを記念して10月17日にエリーで年次フェアで販売されるネクタイまたはリボン」を意味する。
そのネックレスは、特に田舎の少女たちが着用することから、素朴または安っぽい華やかさを表すようになった。
聖Audreyが「tawdry」の背後に居たとは。聖Audreyとしては不服ではないでしょうか。
以上、「tawdry」でした。
