37. entice (英検1級:難解英単語の意味、語源、使い方)

今日の英単語:entice(entáis intáis)

出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」の参考書では「~を誘惑する」、「entice ~ to do」で「~するよう~を誘い込む、~の気を引いて~させたくする」 という意味になるとのことです。また、名詞形の「enticement」で「誘惑、誘致、(呼び込むための)餌」という意味も紹介されています。

第18回で「allure」という名詞を深掘りしているのですが、そこで私は次のように書きました:

『「allure」を動詞として使いたい場合に「entice」を使用する、と考えた方がいいのではないでしょうか。』

また、魚を引き寄せる(lure)が「allure」の中に含まれることにも触れて:

『「ルアー」(lure)が魚にとって魅力的なように、「allure」は人を惹きつける人や物の魅力であると思うと分かりやすいです。』

と書いているので、「entice ~ to do」「~するよう~を誘い込む」が「allure」の意味にとても近いことがわかります。

また、「entice」と「allure」の違いも調べています:

『ここでは「allure」と「entice」の差だけ調べておきます。「allure entice difference」で検索します。Wikidiff.comによると:』

As verbs the difference between entice and allure is that entice is to lure; to attract by arousing desire or hope while allure is to entice; to attract.

DeepL翻訳:動詞としてのenticeallureの違いは、enticeが「誘う」、欲望や希望を喚起して「惹きつける」のに対し、allureは「誘惑する」、「惹きつける」です。

Wikidiff.com

ようするにほぼ同じ意味であることが「allure」を書いたときに分かりましたが、もう少し「entice」を掘り下げてみたいと思います。

「enticement」で「誘致」が気になります。「enticement news」で検索しましたが、「enticement news」だと児童に対する性的な犯罪の文脈で使用されているのがわかったので「enticement business news」で検索しました。

「16 Tips For Enticing Investors In A Remote World」(DeepL翻訳:遠隔地から投資家を引きつける16のヒント)というタイトルの記事をForbsで見つけました。この記事の冒頭に:

As remote work and digital marketing become more popular every day, entrepreneurs are having to find ways to entice investors in a virtual landscape.
DeepL翻訳:リモートワークやデジタルマーケティングが日々普及する中、起業家はバーチャルな世界で投資家を惹きつける方法を模索する必要に迫られています。

Forbs

投資家を惹きつけるための16のヒントが紹介されています。

「entice psychological」ではどうでしょうか。「Stanford Psychologists Entice Students To Eat More Veggies」(DeepL翻訳:スタンフォード大学の心理学者が、学生にもっと野菜を食べるよう勧める)というタイトルの記事を見つけました。この記事よると:

Turnwald and his team found that re-labeling cafeteria vegetables with palate-enticing names (for instance, “twisted citrus glazed carrots” or “ultimate chargrilled asparagus”) resulted in double-digit increases in vegetable consumption on college campuses around the country.

DeepL翻訳:ターンウォルド氏の研究チームは、カフェテリアの野菜に、例えば「ツイストシトラスグレーズドキャロット」や「究極の炭火焼アスパラガス」など、口に合う名前のラベルを貼ったところ、全米の大学キャンパスで野菜の消費量が2桁も増加したことを発見したのです。

psychologicalscience.org

「palate-enticing」が「口に合う」と訳されていますが、ここは「味覚を誘惑する」とした方がよさそうです。なかなか面白い実験結果が得られたようです。

「Techniques Retailers Use to Entice Shoppers」(DeepL翻訳:小売業における顧客誘引のためのテクニック)というPsychology Todayの記事でも:

Retailers use a wide variety of psychological strategies to entice shoppers to buy products.
DeepL翻訳:小売業者は、買い物客の商品購入を誘惑するために、さまざまな心理的戦略を駆使しています。

Psychology Today

どうも、「entice psychological」でも性的なことが多く出てきていい例が見つかりません。というよりも、性的な文脈にも使われる言葉、として覚えておいてもいいかもしれません。「誘惑する」といえば私としては「seduce」を思い浮かべたのですが、「seduce」と「entice」の違いはHiNative.comによると:

Seduce is usually used in a sexual way. ex: She seduced him with her dance. Entice can be for many situations. It just means to make you like something.

DeepL翻訳:Seduce は通常、性的な意味で使われます。例:彼女はダンスで彼を誘惑したEnticeは様々なシチュエーションで使われます。ただ、何かを好きにさせるという意味です。

HiNative.com

ということなので、「seduce」の方がより性的な傾向が強いようです。WikiDiffによると:

As verbs the difference between entice and seduce is that entice is to lure; to attract by arousing desire or hope while seduce is to beguile or lure someone away from duty, accepted principles, or proper conduct; to lead astray.

DeepL翻訳:entice seduce の動詞の違いは、entice が「誘う」、欲望や希望を喚起して引きつけるのに対し、seduce は義務や認められた原則、適切な行動から人を惑わす、誘う、道を誤らせるということです。

WikiDiff

「seduce」の方が「心をかき乱す」ような印象を受けました。

最後にVocabulary.comの説明を引用します:

Let’s say your friend wants to go to the movies and you don’t want to. Your friend might try to entice you by offering to buy you popcorn and a soda. Entice means to persuade with promises of something.

DeepL翻訳:友人が映画に行きたいと言っているのに、あなたが行きたくないと言ったとします。友人はポップコーンとソーダをおごると言って、あなたを誘おうとするかもしれません。Enticeは、何かの約束をして説得することを意味します。

Vocabulary.com

「entice」とは「to persuade with promises of something」というのがわかりやすいです。ただ、やはり「entice」というのは「allure」という名詞を動詞として使用するときに使う単語、と覚えたらよいと思います。結局、冒頭の説明に戻ってしまうのですが。

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