63. equitable (英検1級:難解英単語の意味、語源、使い方)

今日の英単語:equitable(ékwətəbl)

出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」の参考書では「(分配などが)公平な、公正な」という意味、Weblioでは、「公正な、公平な、衡平法上の、衡平法上有効な」という意味です。アクセントの位置に気を付けたいです。前回の「disparity」とはほぼ真逆の意味ですね。

Weblioの「衡平法(こうへいほう)」とは何でしょう。Wikipediaによると:

エクイティ(英: equity)、衡平法(こうへいほう)とは、英米法の国々において、コモン・ロー (common law)で解決されない分野に適用される法準則である。

Wikipedia

「衡平法」を「equity」と言うのですね。だから「衡平法上の」と形容詞になると、「equitable」になると。「equity」にも「公平」という意味があります。「公平な」を意味する「equitable」を名詞化して「equitability」、「公平性」とすることもできます。「equity」は「語彙問題完全制覇」の参考書でも取り上げられているので後ほど掘り下げます。「equitability」と比較して「equity」は「公平」の他に多くの意味を持ち、「財産物件の純粋価格」とこの参考書では紹介されており、会計の世界では「純資産」という意味も持つようです。

「equitable」に話を戻しましょう。まず、Vocabulary.comの説明を見てみます:

When you look at equitable, you might think you see the word, equal, but it doesn’t mean fair in the sense of exactly the same. If you worked ten hours at a lemonade stand and your friend worked five, you’d want an equitable share of the profits rather than an equal share. Equitable would take into account the amount of work you did, equal would not.

DeepL翻訳:equitableを見ると、equalという言葉が出てくると思うかもしれませんが、全く同じという意味でのfairということではありません。もしあなたがレモネードスタンドで10時間働き、友人が5時間働いたとしたら、あなたは平等な分け前ではなく、公平な分け前を望むでしょう。equitableであれば、あなたの仕事量も考慮されますが、equal ではそうではありません。

Vocabulary.com

確かに、「eq」で始まる言葉には先ほどの「equity」の他にも上記の例文にある、「equal」(等しい)や、「equation」(方程式)なんて単語もあります。

disparity」を取り上げた記事でも書いたのですが、私は「ベーシックインカム」の考えに強く賛同する者です。なので、「ベーシックインカム」に関するニュースに「equitable」がどう絡んでくるのか見たいので、「”basic income” equitable news」で検索してみます。

Targeted Basic Income: An Equitable Policy Response to COVID-19」(DeepL翻訳:対象を絞ったベーシックインカム。COVID-19に対する公平な政策対応)という、まさに私が求めていたようなタイトルの記事を見つけました。「equitable」を含む部分を引用します:

A targeted basic income is a feasible, efficient, and equitable option for addressing income precarity during the ongoing health pandemic. It would provide a direct economic stimulus by putting money into the hands of the people most likely to spend it, and more importantly, into the hands of those most likely to need it.

DeepL翻訳:対象を絞ったベーシックインカムは、現在進行中の健康上のパンデミックにおける所得の不安定性に対処するための、実現可能で効率的かつ公平な選択肢です。それは、お金を使う可能性が最も高い人々の手にお金を行き届かせ、そしてより重要なことに、それを必要とする可能性が最も高い人々の手にお金を入れることによって、直接的な経済刺激となるでしょう。

University of Toronto

若干、翻訳に修正を加えています。「precarity 」で「不安定性」なんですね。知りませんでした。「precarious」は「語彙問題完全制覇」の参考書でも取り上げられているので後ほど掘り下げます。

上記の引用文を読んでいると、日本で10万円の現金給付があったことを思い出します。私の意見としては「対象を絞る」必要はないと思っています。なぜかというと、「対象を絞る」労力の方が高くつきそうな気がするからです。

いろいろなニュースの記事を読んでいたら、「equitable access to vaccines」という組み合わせを見つけました。なるほど、ワクチンは万人が「公平にアクセス」できるべきです。この「equitable access to vaccines」で検索してみます。

World Health Organization (WHO)のウェブサイトで「Vaccine Equity」(DeepL翻訳:ワクチンの公平性)というタイトルの記事を見つけました。冒頭の段落を引用します:

Safe and effective COVID-19 vaccines were developed in record time. But the virus is moving faster than the global distribution of vaccines. The vast majority have been administered in high- and upper-middle-income countries. If these doses had been distributed equitably, they would have been enough to cover all health workers and older people globally.

DeepL翻訳:安全で効果的なCOVID-19ワクチンは記録的な速さで開発されました。しかし、ウイルスはワクチンの世界的な流通を上回る速さで移動しています。その大半は高所得国や高中所得国で投与されています。もしこれらの投与量が公平に分配されていれば、世界中のすべての医療従事者と高齢者をカバーするのに十分な量になっていたはずです。

WHO

日本でもアメリカでもコロナで大変なことになったのは記憶に新しいですが、貧しい国々では更に大変だったわけです。あと一文だけ引用します:

The global failure to share vaccines equitably is taking its toll on some of the world’s poorest and most vulnerable people.
DeepL翻訳:世界的にワクチンを公平に分配することができず、世界で最も貧しく弱い立場にある人たちが犠牲になっています。

WHO

才能あふれる人がどの国のどこにいるのかは、誰にもわかりません。そう考えると、ワクチンも、富も「equitableに」、「公平に」分配されるべきですね。

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