114. shrewd (ʃrúːd)
「shrewd」の意味は「黒のフレーズ」で「賢明な、鋭い」、Weblioで「鋭敏な、鋭い、賢い、洞察力のある、抜けめのない、すばしこい」という意味です。
前回の「astute」の記事で、同義語としてこの「shrewd」が紹介されていました。
「astute」の意味は「黒のフレーズ」で、「鋭い、明敏な」、Weblioで「機敏な、抜けめのない、ずるい、(~に)抜けめがなくて」という意味でした。
「astute」はVocabulary.comによると:
DeepL翻訳:Astute(ラテン語由来)は、頭の回転が速い人に対するフォーマルでお世辞の多い形容詞です。同義語のshrewdとは異なり、頭の固さよりも感性に重きを置いています。例えば、抜け目のない(shrewd)交渉人ではなく、鋭い(astute)解釈について話します。他の同義語は、perceptive(洞察力を強調する)、discerning(識別能力を強調する)です。
Vocabulary.com
ということだったので、「shrewd」の方がより「抜け目のない」イメージがあります。
内閣府は「したたかな外交」を「astute diplomacy」と訳したようですが、「shrewd diplomacy」にした方がよかったかもしれません。多分、「shrewd」の「抜け目のなさ」を避けたかったから「astute」にしたのでしょう。
それでは「shrewd」を含む例文を見ていきましょう:
Russian President Vladimir Putin said on Thursday North Korean leader Kim Jong Un was “shrewd and mature” and had won the latest standoff with the West over his nuclear and missile programs.
DeepL翻訳:ロシアのプーチン大統領は11日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は「抜け目がなく、成熟している」と述べ、核・ミサイル開発をめぐる欧米との最近の対立に勝利したと語った。
Reuters
2018年の記事です。内容はともかく、「shrewd」の理解には役立つ例文です。
他にも見ていきましょう:
As for the protests, Scobell says that while past crackdowns have been harsh, they often consisted of a shrewd combination of both carrots and sticks.
DeepL翻訳:抗議行動に関してはスコベル氏によれば、過去の弾圧は厳しいものであったが、アメと鞭を巧みに組み合わせたものであったことが多いという。
The Japan Times
2022年11月の記事です。中国のゼロコロナ対策に対する抗議行動に関連するニュースです。
「a shrewd combination of both carrots and sticks」で「アメと鞭を巧みに組み合わせたもの」なんですね。こんな使用方法は他にもあります:
A shrewd combination of youthful talent, experience and sound tactics propelled Germany to a 4-0 drubbing of Australia in their opening World Cup game, surprising many who had written off the three-times champions.
Google翻訳:若き才能、経験、堅実な戦術の巧妙な組み合わせにより、ドイツはワールドカップの開幕戦でオーストラリアを 4 対 0 で下し、3 度の優勝を逃した多くの人々を驚かせました。
Reuters
ちなみに「astute combination」と「shrewd combination」の検索結果を比較すると、「shrewd combination」の方がずっと「戦略的」であることがわかりました。
ところで、この単語、「shrewd」を見たときに思い出す言葉があります。
それは「shrew」です。シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」の原題が「The Taming of the Shrew」なんです。「shrewd」もこの「じゃじゃ馬」的な意味かと思っていたら全然違う意味だったことを、この記事を書くにあたって私は初めて知りました。
しかし!Vocabulary.comの説明を読んでみて「shrewd」と「shrew」は関係があることを知りました。私としては少し嬉しいです:
The word shrewd is from a Middle English adjective formed from the noun schrewe, “an evil person, a villain.” This Middle English noun is an earlier form of our modern English word shrew. So shrewd and shrew are related to each other. Shrewd doesn’t usually have a disapproving or negative tone, but shrew certainly does.
Google翻訳:shrewd という言葉は、名詞 schrewe から形成された中英語の形容詞「悪人、悪役」に由来します。 この中英語の名詞は、現代英語の単語 shrew の初期の形です。 したがって、shrewd と shrew は相互に関連しています。shrewdには通常、不承認または否定的なトーンがありませんが、shrewには確かにそんなトーンがあります。
Vocabulary.com
以上、「shrewd」でした。