77. savvy (sǽvi)
「savvy」は「黒のフレーズ」で「抜け目のない、機転が利く」という形容詞と「理解力、判断力、知識、機転」という名詞の意味が掲載されています。Weblioでは冒頭に「知る、わかる」という、動詞の意味を掲載していました。
「savvy」は動詞にもなるのか…。私はこの単語「savvy」とはずっと無縁でいたので全く知らない単語でした。
まず、「savvy」のスペルの「v」が2回綴られるのも「なぜ?」と思ってしまいます。
まずはVocabulary.comの説明を見てみましょう:
Most English words stem directly from other European languages, like French and Latin. Not savvy. It comes from the West Indies, a twist on the French savez vous? — “Do you know?” Savvy was first recorded in its adjective form in 1905.
DeepL翻訳:英語の単語のほとんどは、フランス語やラテン語など、他のヨーロッパ言語から直接派生したものです。しかし、「Savvy」は違います。西インド諸島から来たもので、フランス語のsavez vous? “知ってる?”をひねったものです。Savvyが形容詞として最初に記録されたのは1905年です。
Vocabulary.com
「フランス語のsavez vous? “知ってる?”」から「savvy」が生まれたんですね。字面から意味を想像するヒントが「savvy」には全くない理由も分かりました。
それでは「savvy」を含む例文を見ていきましょう:
At age 19, the then-boy genius started a social network that was basically a tech-savvy way to check out classmates in school.
Google翻訳:19 歳のとき、当時の天才少年はソーシャル ネットワークを始めました。これは基本的に、学校のクラスメートをチェックするためのテクノロジーに精通した方法でした。
npr
「彼」が誰のことかわかるでしょうか。マーク・ザッカーバーグさんが「彼」です。
他にも「savvy」はこんな使い方ができます:
Raising media-savvy kids in an era of fake news
DeepL翻訳:フェイクニュースの時代に、メディアに精通した子供を育てよう
CNN health
「メディアに精通した」が「media-savvy」なんですね。
政治の世界ではどうでしょう(文中の「poignant」は「辛辣な、感動的な」という意味です):
While the issue of the expansion of slavery is tearing the country apart, Lincoln reveals how poignant oration, political savvy, and moral conviction can help a lawyer from Illinois ascend from obscurity to the White House.
DeepL翻訳:奴隷制の拡大が国を引き裂く中、リンカーンは、イリノイ出身の弁護士が無名からホワイトハウスに上り詰めるために、痛烈な弁舌、政治的手腕、道徳的信念がいかに重要であるかを明らかにする。
CNN
「political savvy」をDeepLは「政治的手腕」と翻訳してくれました。
この文章はCNNが制作したリンカーンに関するドキュメンタリーの各エピソードの要約から抜粋しました。興味がある方はリンクから飛んでみてください。ちなみに「poignant」は別の記事で掘り下げております。
動詞の「savvy」を含む例文も見ておきたいところです。
Fortunately, I’d gotten to reading Levi-Strauss on structural models and ‘a science of the concrete’, and though I didn’t understand completely what he was saying, I savvied enough to know that Social Anthropology was what I probably ought to be doing.
DeepL翻訳:幸いなことに、私はレヴィ=ストロースの構造モデルや「具象の科学」を読むようになっていました。彼が言っていることを完全に理解できたわけではありませんが、社会人類学が私がやるべきことだということは十分に理解していました。
Anthropolitan
形容詞や名詞の「savvy」と比較して動詞の「savvy」を探すのは困難でした。
「savvy」は形容詞として使用されることが多いようです。
以上、「savvy」でした。