124. prudent (TOEIC:難解英単語の意味、語源、使い方)

124. prudent (prúːdənt)

「prudent」の意味は「暗黒のフレーズ」で「賢明な、慎重な」、Weblioではこれらの意味の他に「用心深い、分別のある、慎重で、倹約な、経済的な」という意味が紹介されています。

「暗黒のフレーズ」では「prudent」の反義語として「imprudent」、「軽率な、無分別な」と、「prudent」の名詞形、「prudence」、「慎重、思慮分別」も掲載されています。

それでは「prudent」を含む例文を見ていきましょう:

HONG KONG, Dec 21 (Reuters) – China will implement a prudent monetary policy that is precise and forceful, keeping liquidity reasonably ample, the country’s central bank said on Wednesday.

DeepL翻訳:香港12月 21日 ロイター:中国の中央銀行は21日、流動性を適度に確保しつつ、的確かつ力強い慎重な金融政策を実施すると発表した。

Reuters

金融政策は「慎重」、「prudent」に実施しなければいけません。2022年のニュースです。

「prudent reuters」で検索するとお金関連のニュースが山ほど見つかることから、金融や資産運用の文脈で「prudent」が頻繁に使用されていることがわかります。

名詞形の「prudence」も含む例文も見ておきましょう:

Be prudent over dividends, Bank of England tells insurers
DeepL翻訳:配当には慎重であれ、イングランド銀行が保険会社に指示

LONDON, Dec 3 (Reuters) – Britain’s insurers should maintain “high levels of prudence” when it comes to paying dividends given high uncertainty due to the pandemic, a senior Bank of England official said on Thursday.

ロンドン12月3日 ロイター:英国の保険会社は、パンデミックによる高い不確実性を考慮し、配当金支払いに関して「高いレベルの慎重さ」を維持すべきだと、イングランド銀行高官が3日、述べた。

Reuters

「~に慎重であれ」を「be prudent over ~」と言うんですね。

この記事もやはりお金関連です。

2020年12月の記事なのでコロナ禍の真っ只中ですね。

コロナ禍の混乱の中、保険会社による配当金の支払いには「high levels of prudence」、「高いレベルの慎重さ」が必要ですよ、とイングランド銀行の人が注意喚起している記事を抜粋しました。

お金と関連しない文脈で使用される「prudent」を含む例文を見てみましょう。心理学関連の論文を紹介する文から引用します:

Making decisions under uncertainty: The Prudent Judgement Approach
DeepL翻訳:不確実性の下で意思決定を行う。慎重な判断のアプローチ

This article offers an alternative conceptualisation of prudence as encompassing four normative components: reflective reasoning, experience, long-term well-being, and moderation.

この論文は、慎重さを4つの規範的要素、すなわち反射的推論、経験、長期的幸福、節制を包含するものとして、別の概念化を提案している。

Cambridge Core

「慎重さ」、「prudence」が「反射的推論、経験、長期的幸福、節制」という要素を含むのであれば、常に「prudent」でありたいですね。

「prudent」の反義語、「imprudent」を含む例文も見ておきましょう(「rate hikes」で「利上げ」です):

Rate hikes to tame inflation without generating a recession is an imprudent gamble: UNCTAD
DeepL翻訳:景気後退を招かずにインフレを抑制するための利上げは、不用心な賭けである:国際連合貿易開発会議

Any belief that they will be able to bring down prices by relying on higher interest rates without generating a recession is, the report suggests, an imprudent gamble.

景気後退を引き起こすことなく、金利上昇に頼って物価を引き下げることができると考えるのは、軽率な賭けであると報告書は指摘している。

FINANCIAL EXPRESS

経済に疎いので詳しいことはよくわかりませんが、単にインフレを抑制するために利上げをすることは「不用心」で「軽率」な賭けなんですね。

最後に「prudent」の語源をVocabulary.comに説明してもらいましょう:

The word comes from a contracted form of the Latin prōvidēns, from the verb “to foresee.” The English word provident, “wise in planning for the future,” is the non-contracted descendent of the same Latin root.

DeepL翻訳:. この言葉は、ラテン語の prōvidēns の短縮形に由来し、動詞 “to foresee” が語源です。英語のprovidentは「将来の計画を立てる賢明な」という意味で、同じラテン語の語源から短縮されない形で派生したものです。

Vocabulary.com

ラテン語の「prōvidēns」から「prudent」と「provident」が派生したんですね。

「provident」の意味は「将来を配慮した、先見の明のある、用心深い、倹約な、つつましい」なので「prudent」とかなり意味が似ています(Weblio)。

以上、「prudent」でした。

タイトルとURLをコピーしました