3. poignant (TOEIC:難解英単語の意味、語源、使い方)

3. poignant (pɔ́injənt)

「poignant 」は英検1級の参考書にも掲載されています。発音に気を付けたいですね。「ポイニャン」みたいな発音です。

「心が痛む、辛辣な、感動的な」という意味で「暗黒のフレーズ」で紹介されています。

Weblioでは「胸を刺すような、激しい、強烈な、強く心に訴える、しんらつな、鋭い、つんと鼻にくる、ぴりっと辛い」という意味です。「つんと鼻にくる、ぴりっと辛い」という意味もあるんですね。

Vocabulary.comの説明を見てみましょう:

Poignant comes from the Latin pungere “to prick,” the same root as pungent. But something that’s pungent pricks your sense of smell, whereas poignant refers to something that pricks your emotions, especially in a melancholy way.

Poignantはラテン語のpungere「刺す」に由来し、pungentと同じ語源です。しかし、刺激的なもの(pungent)が嗅覚を刺すのに対して、「poignant 」は感情を刺すもの、特に憂いを帯びたものを指します。

Vocabulary.com

なるほど、「poignant」には「つんと鼻にくる、ぴりっと辛い」という意味もある、というのも納得です。「poignant」は「prick」する、「刺す」んですね。特に私たちの感情を。

そして、英検1級レベルの単語ですが、「pungent」は「舌や鼻を刺激する、ぴりっとする、鋭い」という意味で、語源も同じ「pungere」であるということがわかりました。

一つ気になったのが「poignant」のフランス語っぽい発音です。仏和辞典を見たらやはり、「poignant」がありました:

poignant

(poindre の現在分詞)胸が張り裂けるような,とてもつらい.

プログレッシブ 仏和辞典 第2版

フランス語でもほぼ同じ意味ですね。

例文を見ていきましょう:

Jensen’s article provides a poignant patient perspective and reflects well the experiences of many patients that were very sick at the peak of the first wave of covid-19 but were denied proper medical assessment and told to “stay at home.”

DeepL翻訳:ジェンセンの記事は、患者の視点に立った痛烈なもので、コロナの第一波のピーク時に重病でありながら、適切な医療評価を拒否され、「家にいるように」と言われた多くの患者の経験をよく反映しています。

thebmj

「第一波のピーク時に重病」だった人たちに関する記事ならば「胸に刺さる」記事なのでしょう。こんなタイトルの記事も見つけました:

“War shatters everything. Every aspect of life.” A poignant reflection on hope and beauty found – and lost – in Ukraine

DeepL翻訳:「戦争はすべてを粉々にする。人生のあらゆる側面を」。ウクライナで見つけた-そして失った-希望と美しさについての痛烈な考察

National Geographic

ウクライナで現在起こっている出来事は「poignant」なことばかりな気がします。

こんな使用例もあります:

`Hachiko Waits’ a poignant dog’s tale

DeepL翻訳:「ハチ公は待つ」切ない犬の物語

Chicago Tribune

「poignant」は「痛烈な」、「胸を刺す」、「切ない」話に使用されるようです。

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