56. eloquent (éləkwənt)
「eloquent」は「黒のフレーズ」で「雄弁な、説得力のある」、Weblioで「雄弁な、能弁な、人を動かす力のある、感銘的な、表情豊かな」という意味です。
まずはVocabulary.comの説明を見てみましょう:
When you’re eloquent, you have a way with words. An eloquent speaker expresses herself clearly and powerfully. Even though eloquent usually describes oral speech, it can also be used to describe powerful writing.
DeepL翻訳:雄弁な人は、言葉を巧みに操ることができます。雄弁な話し手は、はっきりと力強く自分を表現します。eloquentは通常、口頭での話し方を表しますが、力強い文章を表現する場合にも使われます。
Vocabulary.com
「have a way with」で「~を扱うのがうまい、~の扱い方を心得ている」ですね(英辞郎)。
Vocabulary.comの説明では「eloquent」な人の例として、シェイクスピア、マーク・トウェイン、マーティン・ルーサー・キング牧師などを挙げています。
この例を読んでいると、「eloquent」はネガティブな文脈ではあまり使われないような印象を受けます。
現在、「雄弁な」人を考えると真っ先に思い浮かぶのがウクライナのゼレンスキー大統領です。
例文を見ていきましょう:
Zelensky has risen to the moment as an eloquent wartime leader.
AXIOS
Google翻訳:ゼレンスキーは雄弁な戦時指導者としての地位を確立した。
2022年3月15日の記事なので侵略直後ですね。侵略が始まってもゼレンスキー大統領はウクライナから逃げ出しませんでした。この事実が彼の言葉を「eloquent」にしています。
Zelensky seemed to understand that in 2022, when wartime diplomacy is practiced through video calls and social media posts, eloquence lies somewhere between controlled formality and uncontrolled emotion.
DeepL翻訳:ゼレンスキーは、戦時中の外交がビデオ通話とソーシャルメディアへの投稿で行われる2022年には、雄弁さはコントロールされた形式とコントロールされない感情の間のどこかにあることを理解していたようだ。
The Washington Post
「diplomacy」で「外交」ですね。「黒のフレーズ」でも「diplomatic」(外交の)が取り上げられています。
この例文では名詞の「eloquence」、「雄弁さ」が使用されています。
ゼレンスキー大統領以外の「eloquent」な人も見ていきましょう:
Eloquence and literary power make President Obama one of the nation’s great orators
Los Angeles Times
DeepL翻訳:雄弁さと文学的な力により、オバマ大統領は米国の偉大な演説家の一人となった
「eloquent」でなければアメリカの大統領になることはできませんよね。
ところでVocabulary.comの説明では「eloquent」の語源が説明されていなかったので、名詞の「eloquence」でラテン語の語源を見つけました:
The noun eloquence has roots in the Latin word eloqui, meaning to “speak out.” But we’re not talking about just any regular speech here. Eloquence is marked by fluency, persuasiveness, and the power to stir emotions.
Google翻訳:名詞の eloquence はラテン語の eloqui にルーツがあり、「話す」という意味です。 しかし、ここで話しているのは通常のスピーチだけではありません。eloquenceは、流暢さ、説得力、および感情をかき立てる力によって特徴付けられます。
Vocabulary.com
以上、「eloquent」、「eloquence」でした。