今日の英単語:uncouth (ʌnkúːθ)
「uncouth」は「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」で「無礼な」、Weblioでは「無骨な、やぼな、不器用な、気のきかない」という意味が紹介されています。
この単語に初めて出会ったのは「ハリーポッターと死の秘宝」です:
‘I dunno, do I? Shut it!’ snarled an uncouth voice that Harry knew was that of the Carrow brother, Amycus. ‘Alecto? Alecto? Are you there? Have you got him? Open the door!’
Google翻訳:「知らん、そうだろ?黙れ!」と、野暮ったい声が唸り声をあげた。ハリーには、それがカロー家の兄、アミカスの声だとわかっていた。「アレクト?アレクト?そこにいるか?捕まえたか?ドアを開けろ!」
Harry Potter and the Deathly Hallows (English Edition) (p.481)
このアミカスは本当に下品な男なんです。ハリーポッターを読んだ人にしか伝わりませんが。
次にニュース記事から引用します:
Trump upended U.S. democratic traditions during his White House campaign, drawing enthusiastic crowds where people cheered his often provocative and outrageous remarks. Critics labeled him ignorant, uncouth, a racist, hypocrite, demagogue and a sexual predator, all accusations he denied.
Google翻訳:トランプ氏はホワイトハウス選挙運動中に米国の民主主義の伝統を覆し、熱狂的な群衆を集め、しばしば挑発的でとんでもない発言に喝采を送った。批評家らはトランプ氏を無知、無作法、人種差別主義者、偽善者、扇動家、性的捕食者と非難したが、トランプ氏はこれらの非難を全て否定した。
2016年の記事です。トランプさんの一回目の選挙の時ですね。ボロカス言われても結局勝っちゃいました。そして2020年に負けて2024年に返り咲き。
この単語を見ていると、「inconsiderate」という単語を思い出します。「思いやりのない、思慮分別に欠ける」という意味ですが、「uncouth」との違いをググったらこんな答えが返ってきました:
The main difference between inconsiderate and uncouth is that inconsiderate means not caring about others or their feelings, while uncouth means behaving in a rude or unpleasant way.
「思いやりがない」と「野暮ったい」の大きな違いは、「inconsiderate 」とは他人や相手の気持ちを思いやれないことを意味し、「uncouth」とは無礼な振る舞いや不愉快な振る舞いをすることを意味する。
なるほど、「uncouth」はただただ「下品」な感じがします。
それでは、語源をVocabulary.comに教えてもらいましょう:
The adjective uncouth comes from Old English and it meant “unfamiliar or not well known.” As the meaning developed, the word came to mean “rude, vulgar, or lacking refinement.” Interestingly, the word uncouth came first and its antonym, couth, was developed to describe someone who is cultured, polished, and sophisticated. Although couth gets an entry in the dictionary, you will still hear the word uncouth used far more often.
Google翻訳:形容詞 uncouth は古英語に由来し、「なじみのない、またはよく知られていない」という意味です。意味が発展するにつれて、この単語は「無作法な、下品な、または洗練されていない」という意味になりました。興味深いことに、uncouth という単語が最初に登場し、その反意語である couth は教養があり、洗練されていて、洗練された人を表すために作られました。couth は辞書に載っていますが、uncouth という単語の方がはるかに頻繁に使用されています。
確かに、「uncouth」は「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」に掲載されていましたが、「couth」は載っていませんでした。
以上、「uncouth」でした。