今日の英単語:gullible (gʌ́ləbəl gʌ́ləbəl)
「gullible」は「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」で「だまされやすい」、Weblioや英辞郎でも同じ意味が掲載されていました。
「Harry Potter and the Chamber of Secrets」(ハリーポッターと秘密の部屋)でも「gullible」を見つけました。
‘Naturally, the school has been searched for evidence of such a chamber, many times, by the most learned witches and wizards. It does not exist. A tale told to frighten the gullible.’
Google翻訳:「当然のことながら、学校はそのような部屋の証拠を求めて何度も、最も博学な魔女や魔法使いによって捜索されてきました。しかし、そのような部屋は存在しません。騙されやすい人々を怖がらせるために語られた物語です。」
Harry Potter and the Chamber of Secrets (English Edition) (p.160)
題名にもなっている「Chamber of Secrets」(秘密の部屋)などという部屋など存在しない、とProfessor Binns(ビンズ教授)が否定しているシーンです。
他にも例文を見ていきましょう:
Bad moods can actually be good for you, with an Australian study finding that being sad makes people less gullible, improves their ability to judge others and also boosts memory.
オーストラリアの研究によれば、悲しい気分になると、人は騙されにくくなり、他人を判断する能力が向上し、記憶力も高まるという。
ハッピーな状態で人を疑うのは確かに困難かもしれません。
「gullible」は名詞形で「gullibility」ですが、「Gullibility and the Triumph of the Con-Artists」(騙されやすさと詐欺師の勝利)という題名の記事も見つけました。こんな一文が冒頭にありました:
Gullibility is a failure of social intelligence in which a person is easily tricked or manipulated into an ill-advised course of action.
騙されやすさとは、社会的知性の欠如のことで、人は簡単に騙されたり、不用意な行動に操られたりする。
インターネットの発達に伴って沢山の詐欺師や犯罪者が「gullible」な人々を探しているのが現在の世界の状況ではないでしょうか。
こんな題名の本も見つけました:
The Social Psychology of Gullibility: Conspiracy Theories, Fake News and Irrational Beliefs (Sydney Symposium of Social Psychology)
騙されやすさの社会心理学: 陰謀論、フェイクニュース、不合理な信念(シドニー社会心理学シンポジウム)
Kindle版で9000円近くします、この本。興味がある方はリンクから飛んでみてください。
ところで、私はUFOネタが好きなのですが、すぐUFOを信じたがる私を「gullible UFO believer」と呼んでも良さそうです。
語源も見ておきましょう:
gullible (adj.)
1821, apparently a back-formation from gullibility. Spelling gullable is attested from 1818.
DeepL翻訳:騙されやすい
1821年、どうやらgullibilityからの逆形成のようだ。 gullableという綴りは1818年から確認されている。gullibility (n.)
1782, earlier cullibility (1728), probably from gull (n.2) “dupe, sucker” + -ability.
騙されやすさ(n.)
1782年、以前のcullibility (1728)、おそらくgull (n.2)「カモメ、カモ」+-abilityから。
上記の「gull」はカモメやカモ、騙されやすい人という意味ですが、そこから「gulliblity」が派生し、そこから逆形成で「gullible」ができたようです。
以上、「gullible」でした。