27. notarized (英検1級:難解英単語の意味、語源、使い方)

今日の英単語:notarized(nóutəràizd)

出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」の参考書では「公証人によって署名された」という意味、Weblioでは「notarizeの過去形、または過去分詞。認証する」と動詞として取り上げられています。英辞郎では「〔証書が〕公証人によって署名された」と、参考書と全く同じ意味として掲載されています。

動詞の「notarize」の意味を私は理解していなかったので、「notarize」をVocabulary.comで調べてみました。Vocabulary.comによると:

You usually have someone notarize your contract when you lease a car. In other words, she’ll put a special, official stamp next to your signature and her own — certifying that you are in fact you.

DeepL翻訳:自動車をリースする際には、通常、誰かに契約書を公証してもらうことになります。つまり、彼女はあなたのサインと彼女自身のサインの隣に特別な、公式のスタンプを押してくれます-あなたが実際にあなたであることを証明するのです。

The verb notarize is most likely to come up in a lawyer’s office or when you’re signing a contract, a will, or some other legal document. A person certified to notarize documents is called a “notary public,” and his job is to officially swear that he saw the contract or agreement get signed. The word “notary” was originally used to mean “secretary,” but around the 14th century it took on the meaning of “person authorized to authenticate.”

DeepL翻訳:notarizeという動詞は、弁護士事務所や契約書、遺言書などの法的文書にサインをするときに出てくることが多いです。文書を公証するために認定された人は、”公証人”と呼ばれ、彼の仕事は、正式に彼が契約や契約が署名されるのを見たことを誓うことです。「公証人」という言葉は、もともと「秘書」という意味で使われていましたが、14世紀ごろから「認証する権限を持つ人」という意味を持つようになりました。

Vocabulary.com

「notary public」で「公証人」なんですね。そして「notary」は「secretary」の意味を持っていたけれど、やがて「person authorized to authenticate」を意味するようになった、ということなんですね。

そもそも、「公証人」の意味を自分は日本語でちゃんと理解できていないことに気づきました。ウィキペディアによると「公証人」とは:

「公証人(こうしょうにん)とは、ある事実の存在、もしくは契約等の法律行為の適法性等について、公権力を根拠に証明・認証する者のことである。
[…]
日本においては公証人法に基づき、法務大臣が任命する公務員である。ただし、法務省など政府からの給与や補助金は受けず、公定された手数料を依頼人から受け、収入とする。全国各地の公証役場で公正証書の作成、定款や私署証書(私文書)の認証、事実実験、確定日付の付与などを行う。2018年時点、日本全国で公証人は約500名おり、公証役場数は約300カ所である。」

ウィキペディア

なるほど、単に自分が「公証人」と無縁だっただけであることが分かりました。「公証人」は実際にどんな仕事をするのでしょうか。日本公証人連合会によると:

「公証役場・公証人は,遺言や任意後見契約などの公正証書の作成,私文書や会社等の定款の認証,確定日付の付与など,公証業務を行う公的機関(法務省・法務局所管)です。中立・公正な公証人が作成する有効確実な書面を残すことにより,争いを未然に防ぐことができます。特に,「争族」「争続」とも揶揄(やゆ)される相続については,遺言書の作成はとても大事で、近時遺言公正証書を作成される方が増加しています。」

日本公証人連合会

「争族」、「争続」というのはかなりドロドロしています。Youtubeの日本公証人連合会 公式チャンネルにも「公証人」の仕事がどんなものか説明されています。

「notarized」という単語が使用されるのはかなり限定的な状況であることがイメージできます。「notarized sentence examples」で検索してみます。Yourdictionary.comで以下の例文を見つけました:

If you are a legal guardian, then you must include a copy of notarized guardianship documents.
DeepL翻訳:あなたが法定後見人の場合は、公証された後見書類のコピーを添付する必要があります。

Though the grantor’s signature does not always have to be notarized, it is recommended as an additional method of recordation.
DeepL翻訳:付与者の署名は、必ずしも公証する必要はありませんが、追加の記録方法として推奨されます。

The form must be dated, signed, and notarized.
DeepL翻訳:この用紙には、日付、署名、公証が必要です。

Have the form notarized by a legal notary public, and save a photocopy of the form for your records.
DeepL翻訳:公証人による公証を受け、記録のためにコピーを取っておいてください。

Yourdictionary.com

なるほど、「notarized」という言葉にはあまり広がりがないことが分かりました。

遺言書などの書類を「公証人」(notary)が「公証する」(notarize)ことによって、「公証人によって署名された」(notarized)書類になる、と覚えたらいいのではないでしょうか。

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