75. truculent (英検1級:難解英単語の意味、語源、使い方)

今日の英単語:truculent(trʌ́kjələnt)

出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」の参考書では「けんか腰の」という意味、Weblioでは、「獰猛(どうもう)な、残忍な、痛烈な、しんらつな」という意味 です。

まずはVocabulary.comに説明してもらいましょう:

This word has no connection to truck, but the similar sound is still a good way to remember it: truculent folks are like monster trucks, ready to run over anything that gets in their way. To be truculent is to be defiant, aggressive, and quarrelsome. A truculent student will get in trouble with teachers, and a truculent teacher might get fired. In a violent sport like football, it helps to be truculent, but it’s usually not a great quality.

DeepL翻訳:この言葉はトラックとは関係ありませんが、音が似ているので覚えておくといいでしょう。truculentな人々はモンスタートラックのようなもので、邪魔なものは何でも轢き潰す覚悟があります。Truculentとは、反抗的で、攻撃的で、けんかっ早いことです。不真面目な生徒は先生とトラブルになり、不真面目な先生はクビになるかもしれない。フットボールのような暴力的なスポーツでは、truculent であることは助けになりますが、通常、それは素晴らしい資質ではありません。

Vocabulary.com

DeepL翻訳は「truculent」を「不真面目」とも訳してくれています。いずれにせよ、「truculent」であることは人にとっても社会にとっても歓迎されることではなさそうです。「モンスタートラック」のような人はかなり迷惑です。

「truculent news cnn」で検索したらドナルド・トランプが金正恩に会った時のニュースで「truculent」を見つけました:

President Donald Trump sent shock waves across the globe when he accepted an invitation from North Korean dictator Kim Jong Un for talks. No sitting US president has ever met with a leader from North Korea. The move represents the largest gamble to date for two truculent leaders who have engaged in a harrowing nuclear stare-down.

DeepL翻訳:ドナルド・トランプ大統領が、北朝鮮の独裁者・金正恩からの会談の招待を受け、世界中に衝撃を与えた。現職の米大統領はこれまで、北朝鮮の指導者と会談したことはない。この動きは、悲惨な核の睨み合いを行ってきた2人の苛烈な指導者にとって、これまでで最大の賭けに出たことを意味する。

CNN politics

確かに、金正恩は「truculent」な指導者ですね。「truculent Kim Jong Un」で検索したら、「Nuclear tests, purges mark four years of Kim’s North Korea rule」(DeepL翻訳:核実験と粛清、金正恩の北朝鮮支配の4年間を象徴する出来事)というタイトルの記事の冒頭に以下の一文をReuterで見つけました:

SEOUL (Reuters) – Four years into his tenure, North Korea’s young leader Kim Jong Un has proven unpredictable and truculent, not only for the United States and South Korea but for his closest ally, China, defying it by conducting nuclear tests, the latest this week.

DeepL翻訳:ソウル(ロイター) – 北朝鮮の若き指導者、金正恩は就任から4年が経過し、米国や韓国だけでなく、最も親しい同盟国である中国に対しても予測不可能で不機嫌な態度を示し、今週は最新の核実験を行うことで反抗的な態度をとっていることが分かった。

Reuter

「truculent」が「不機嫌な」と訳されていますね。「けんか腰の、獰猛な、残忍な、痛烈な、苛烈な」のどれかを使用してもいいかもしれません。

いずれにせよ、「truculent」を記憶するには金正恩を活用するのが最もいい方法かもしれません。彼ほど「モンスタートラック」のような人はいないので。こんなタイトルの記事も見つけました:

Where’s Kim Jong-un? Ill, deposed, overthrown – or just plain bored? What has really happened to North Korea’s truculent young dictator?

DeepL翻訳:金正恩はどこだ?病気なのか、退陣なのか、倒されたのか、それともただ単に退屈なのか。北朝鮮の若き苛烈な独裁者に何があったのか?

INDEPENDENT

金正恩は「truculent」で迷惑な人、です。

まあ、専制主義的な国の指導者は皆「truculent」ですね。

最後に「truculent」の語源を見てこの記事を終えます:

truculent (adj.)

1530s, from Latin truculentus “fierce, savage, stern, harsh, cruel,” from trux (genitive trucis) “fierce, rough, savage, wild,” perhaps from a suffixed form of PIE root *tere- (2) “cross over, pass through, overcome.”

DeepL翻訳:1530年代、ラテン語の truculentus “獰猛な、野蛮な、厳しい、残酷な” から、trux (属格 trucis) “獰猛な、荒々しい、野蛮な、野生の” から、おそらく PIE(Proto-Indo-European)語根 *tere- (2) “越える、通過する、克服する” の接尾辞形から。

Online Etymology Dictionary

(2) の「cross over」、「pass through」で若干トラックを思い浮かべました。

以上、「truculent」でした。

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