23. blissful (英検1級:難解英単語の意味、語源、使い方)

今日の英単語:blissful(blísf(ə)l)

出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」の参考書では「至福の」という意味、Weblioでは「至福の、この上なく幸せな、楽しい」という意味です。Vocabulary.comに「completely happy and contented」とあったのでDeepL翻訳してみると、「福徳円満」と訳しました。コトバンクは「福徳円満」を「福と徳、すなわち幸福と利益が、欠けることなく十分に備わって満ち足りていること。」と説明してくれました。

まずは「blissful」を含む例文を見ていきましょう:

A blissful bright smile was fixed on the baby’s broad face with its toothless open mouth.
DeepL翻訳:歯のない口を開けた赤ん坊の大きな顔には、至福の明るい笑顔が浮かんでいる。

It’s fun to dream of a blissful spa vacation, complete with deep tissue massages, herbal baths, and rejuvenating facials.
DeepL翻訳:ディープティシューマッサージ、ハーバルバス、若返りフェイシャルなど、至福のスパバケーションを夢見るのは楽しいことです。

Yourdictionary.com

ディープティシューマッサージ」という書籍がamazonにありました。この書籍の説明によると、「深部組織マッサージは、深層筋に効果的にアプローチできる新テクニックです」とのことでした。なんにせよ、気持ちよさそうです。

The morning’s ride was quite blissful, cycling through pretty villages in warm sunshine on long, quiet roads.
DeepL翻訳:朝のサイクリングは、暖かい日差しの中、きれいな村々を巡り、長く静かな道を走る、とても至福の時間でした。

Yourdictionary.com

diabolic」(極悪非道の)を調べていた時とは真逆の気分を味わえるのが「blissful」なんですね。「blissful」の名詞形が「bliss」(至福)なので、Vocabulary.comで調べてみると:

Bliss is from Middle English blisse, from Old English bliss, blīths. The final -s in this Old English word is actually a suffix and the word itself is related to blīthe, the source of modern English blithe, which means happy.

DeepL翻訳:Blissは中世英語のblisseに由来し、古英語のbliss, blīthsに由来する。この古英語の最後の-sは実は接尾辞で、単語自体は現代英語のblīthe(幸せという意味)の元になったblitheと関係がある。

Vocabulary.com

「blithe」という言葉も知りませんでした。Weblioによると、「朗らかな、快活な、陽気な、気さくな、のんきな」と言う意味です。「blithe」はWeblioでレベル14の単語としています。「meticulous」(細かいことに気を配る)が「レベル10、英検1級以上」なのでレベル14はかなり高い方です。

「blissful」が心理学的な文脈でどのように使用されるのか知りたいので「blissful psychological」で検索して、「Blissful ignorance effect」(至福の無知効果)という項目をウィキペディアで見つけました。ウィキペディアによると:

In consumer behaviour studies, the Blissful Ignorance Effect is when people who have good information about a product are not expected to be as happy with the product as people who have less information about it.

DeepL翻訳:消費者行動研究において、ある商品について良い情報を持っている人は、その商品についてあまり情報を持っていない人よりも、その商品に満足しないと予想されることを「至福の無知効果」という。

ウィキペディア

心理学の実験で、ある商品の情報をたくさん与えられたグループAと最小の情報しか与えられなかったグループBにわけると、グループBの方が商品に対する期待値が高かったそうです。なるほど、そういうものなんですね。

やはり、「blissful」な状態がとても望ましい状態であることがわかるので、「”blissful state of mind”」でフレーズ検索したら「7 Easy Exercises to Achieve a Blissful State of Mind」(至福な精神状態を達成する7つのエクササイズ)というタイトルの記事を見つけました。その7つは何かと言うと:

1. Turn Your Phone Off 携帯電話の電源を切る
2. Observe Your Environment 環境を観察する
3. Be Aware of Your Desires and Observations 自分の欲望と観察を意識する
4. Notice Your Train of Thought 自分の思考回路に気づく
5. Extend Your Attention Span and Let the Perceptions Pour in 注意力を高めて、知覚を注ぎ込む
6. Let the Realizations Present Themselves Without You Making an Effort 努力しなくても、気づきが得られるようにする。
7. Use Your Own Judgment to End the Session 自分の判断でセッションを終了させる

SuccessStory

この7つで「blissful state of mind」を達成できるそうなので、この記事に興味がある方はぜひリンクから飛んでみてください。

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