今日の英単語:covert (kóuvərt)
「covert 」は「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」で「内密の、隠された」、Weblioで「ひそかな、隠れた、暗に示した」という意味です。
「covert」は名詞にもなるようで、その場合の発音は「kʌ́vərt」だそうです。名詞の場合は意味が「下生え、やぶ、隠れ場所、避難所」という意味になるようです。
私は個人的にUFO関連の英語動画が好きなので形容詞の「covert」には頻繁に出会います。
こんな感じで「covert」は使われます:
In Imminent (2024), Luis Elizondo reveals the US government’s covert investigation into unidentified anomalous phenomena, also known as UAPs – or, in popular culture, as UFOs.
Google翻訳:ルイス・エリゾンドは『イミネント』(2024年)で、未確認の異常現象(UAP、俗にUFOとも呼ばれる)に関する米国政府の秘密調査を明らかにしている。
最近はUAP(unidentified anomalous phenomena)が一般的になってきているかもしれません。海の中に入っていくUFOもあるので、未確認飛行物体の飛行の部分を「anomalous」にしたようです。
もう一つUAP関連の例文を引用しておきます:
A former intelligence official turned whistleblower has given Congress and the Intelligence Community Inspector General extensive classified information about deeply covert programs that he says possess retrieved intact and partially intact craft of non-human origin.
Google翻訳:元情報機関職員で内部告発者となった人物が、議会と情報コミュニティ監察総監に、非人間起源の無傷または部分的に無傷の飛行体を回収したという極秘プログラムに関する広範な機密情報を提供した。
この内部告発者、whistleblowerはDavid Gruschのことです。最初の例文のLuis Elizondoもwhistleblowerとして有名です。日本では内部告発を公益通報と言いますが、公益通報ってわかりにくいと思うのは私だけではないはず。
David GruschもLuis Elizondoも米議会の公聴会で宣誓の元、政府は「non-human origin」の飛行体を持っていると証言しています。
って、UAPの話を始めると止まらなくなるのでこの辺でやめておきます。
他に「covert」はどんな使われ方をするでしょうか:
MOSCOW, March 15 (Reuters) – The Kremlin on Friday said that the United States has been trying to conduct a covert influence campaign against the Russian authorities, but that Moscow’s security services had taken action to minimise its impact.
Google翻訳:モスクワ、3月15日(ロイター) – クレムリンは15日、米国がロシア当局に対して秘密裏に影響力を行使しようと試みているが、モスクワの治安当局はその影響を最小限に抑える措置を講じていると述べた。
「秘密裏」という訳語の方が「covert」をよく表しているような気がします。「secret」は「秘密裏」感が低いように思うのですが、そう思うのは私だけでしょうか。
Vocabulary.comの説明も見ておきましょう:
Covert is the opposite of overt, which means obvious, or in full view. Covert things are hidden, private, or stealthy. It comes from the Old French covert, or “covered.”
Google翻訳:Covertは、明白な、あるいは誰の目にも明らかなことを意味するovertの反対語です。Covertは、隠されたもの、内密なもの、あるいはこっそりと隠されたものを意味します。この語源は、古フランス語のcovert、つまり「覆われた」という意味に由来します。
「covert」の字面からも分かる通り、「covert」は「覆う」、「cover」から来ているんですね。ちなみに反対語の「overt」は「open」を意味するフランス語の「ouvert」から来ているそうです。
このブログで取り上げた「surreptitious」(人目を忍んで行なう、内密の、こそこそとする)という単語も「covert」に近い意味を持ってます。興味ある方はこちらからどうぞ。
以上、「covert」でした。