今日の英単語:peruse (pərúːz)
「peruse」の意味は「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」で「~を熟読する、よく調べる」です。辞書サイトでは「精読する」、「詳細に調べる」という意味も紹介されています。「じっくり調べる」なんて意味にもなりそうです。
それでは例文を見てみましょう:
NEW YORK, July 18 (Reuters) – Wall Street was set to open little changed as investors perused the latest corporate results, including a jump in profit at Morgan Stanley, and looked to a second day of congressional testimony by Federal Reserve Chairman Ben Bernanke.
DeepL翻訳:ニューヨーク 18日 ロイター] – ウォール街は、投資家がモルガン・スタンレーの利益急増を含む最新の企業決算を熟読し、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言2日目を見据えるなか、小幅な変動で始まる予定だった。
Google翻訳では「peruse」に「精査」の訳があてられていました。どちらでもいいですよね。企業の決算報告は「ちゃんと読む」ことが求められます。
2013年の記事なのでまだFRB議長がバーナンキさんだった頃です。リーマンショックで大変だったようですが、ノーベル経済学賞を受賞しております。
もう一つ例文を見てみましょう:
Reuters perused the thousands of emails released to the public so far and discovered at least 30 message chains that had been redacted due to their inclusion of “foreign government information.”
Google翻訳:ロイターはこれまで公開された数千通の電子メールを精査し、「外国政府の情報」が含まれていたために編集された少なくとも30通のメッセージチェーンを発見した。
ヒラリークリントンさんに関する2015年の記事です。なんかありましたね、Eメール問題が。
この単語を見ていたら「scrutinize」という単語を思い出しましたが、「scrutinize」はWeblioで「(…を)細かい所まで徹底的に調べる、綿密に検査する、(…を)じっと見る」という意味なので、「scrutinize」の方が事故の原因などを調べるために、より「徹底的」に調べる感じです。
実際、Vocabulary.comにはこんな説明がありました:
Traditionally, peruse has meant to read or examine something carefully. But informally, it can have the opposite meaning, to read something casually and quickly.
DeepL翻訳:伝統的にperuseは、何かを注意深く読んだり調べたりすることを意味する。しかし、インフォーマルでは、その逆の意味、つまり、何かを気軽にさっと読むことを意味することもある。
「何かを気軽にさっと読む」という意味まで持たれると意味が真逆じゃないか!と言いたくなりますが、この「気軽」な「peruse」を含む例文は見つけられませんでした。
新聞やニュースの文脈では「peruse」は「精査する」、「よく調べる」の意味になると考えておいていいような気がします。
こんな例文をよむと、やはり「peruse」は「精査する」、「よく調べる」でしょう、と言いたくなります:
CHICAGO (Reuters) – The corporate world has plenty of lists — the richest, the most admired, the most innovative — but few have been quite so avidly perused as Washington’s list of “banned shorts” published early on Friday.
Google翻訳:シカゴ(ロイター) – 企業界には、最も裕福な人、最も尊敬されている人、最も革新的な人など、数多くのリストがあるが、金曜早朝にワシントンが公表した「禁止空売り」リストほど熱心に読まれているリストはほとんどない。
「avidly」、「熱心に」と合わせて「peruse」が使用されているので、やはり「peruse」の意味は「よく調べる」でいいと思います(「avid」の記事はこちらからどうぞ)。
最後に語源を見ておきましょう:
Peruse is from Middle English perusen “to use up,” from the Latin prefix per- “thoroughly” plus Middle English usen “to use.”
Google翻訳:Peruse は、中英語の perusen (使い切る) から来ており、ラテン語の接頭辞 per- (徹底的に) と中英語の usen (使用する) から来ています。
以上、「peruse」でした。