今日の英単語:altercation (ɔ̀ltərkéiʃən ɔ̀ːltəkéiʃən)
「altercation」は「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」で「口論、激論」という意味です。Weblioでも全く同じ意味が紹介されています。
「debate」は「討論」という意味ですが、その「討論」よりも激しい、時に「口汚い」ことに「altercation」が使用されることが以下の例文で分かります:
Montana congressman-elect to be sentenced for altercation with reporter
The altercation has been portrayed as an illustration of the new toxicity of American politics. Critics of President Donald Trump say his strident criticism of the media has encouraged violence against journalists, while his supporters say many reporters are overly aggressive and disrespectful.Google翻訳:モンタナ州次期下院議員、記者との口論で有罪判決
Reuters
この口論は、アメリカ政治の新たな毒性を示すものとして描かれている。 ドナルド・トランプ大統領の批判者らは、トランプ大統領のメディアに対する激しい批判がジャーナリストに対する暴力を助長していると主張する一方、トランプ大統領の支持者らは、記者の多くが過度に攻撃的で無礼だと主張している。
有罪になるくらい激しいことを記者に言ってしまったようです。特にトランプ支持の人々と反トランプ派の間では頻繁に「altercation」が起こりそうなことは容易に想像がつきます。
他にも見ていきましょう:
LONDON (Reuters) – A British government minister who resigned after a foul-mouthed altercation with armed police outside Prime Minister David Cameron’s office was not the victim of a criminal conspiracy to smear him, prosecutors said on Tuesday.
Google翻訳:[ロンドン(ロイター)]デービッド・キャメロン首相の執務室前で武装警察と口汚い口論になり辞任した英国政府閣僚は、同首相を中傷する犯罪共謀の被害者ではなかったと検察当局は火曜日に発表した。
Reuters
「smear」で「中傷する」ですね。「塗りつける」という意味もあります。
以上、例文を二つ見てきましたが、「altercation」は「口汚い罵りあい」と考えたら良いように思えてきました。このイメージを補強する例文が以下です:
New South Wales police said two women, aged 23 and 60, were issued court attendance notices for affray “following an altercation at a supermarket”. They are due to appear at a local court on April 28.
Toilet paper has emerged as the unlikely No.1 stockpiling target for people worried that the spread of the coronavirus epidemic will lead to supply shortages.Google翻訳:ニューサウスウェールズ州警察は、23歳と60歳の女性2人が「スーパーマーケットでの口論の後」暴行容疑で出廷通知を発行されたと発表した。 彼らは4月28日に地方裁判所に出廷する予定だ。
Reuters
トイレットペーパーは、コロナウイルスの感染拡大が供給不足につながるのではないかと懸念する人々にとって、思いがけない最大の備蓄対象として浮上している。
2020年3月の記事なのでコロナ真っ只中の頃です。おそらくトイレットペーパーを巡って「激しく」、「口汚く」、「罵りあった」から裁判所に呼ばれてしまったのでしょう。
ここまで来ると、「altercation」は「fight」や「quarrel」に意味が近いことが分かってきますが、どのように使い分けるかをVocabulary.comは以下のように説明してくれています:
Fight is a simple, effective one-syllable word, while quarrel is a softer, two-syllable word, and altercation is a very civilized-sounding four-syllable word for the same uncivilized thing: a noisy argument between angry people.
Google翻訳:「喧嘩(fight)」は単純で効果的な 1 音節の単語ですが、「口論(quarrel)」はより穏やかな 2 音節の単語で、「口論(altercation)」は同じ未開なこと、つまり怒っている人々の間の騒々しい口論を表す非常に文明的な響きの 4 音節の単語です。
Vocabulary.com
より文明的な文章を書くときは「altercation」を使用した方が良いようです。
最後に「altercation」の語源も見ておきましょう:
altercation (n.)
late 14c., altercacioun, “angry contention with words,” from Old French altercacion “altercation” (12c.) and directly from Latin altercationem (nominative altercatio) “a dispute, debate, discussion,” noun of action from past-participle stem of altercari “to dispute (with another),” from alter “the other” (see alter). The notion perhaps is of “speaking alternately.”Google翻訳:口論 (名詞)
Online Etymology Dictionary
14世紀後半、altercacioun、「言葉による怒りの争い」、古フランス語のaltercacion「口論」(12世紀)から、そしてラテン語のalternacionem(主格alctatio)から直接、「論争、討論、討論」、過去分詞幹からの行為の名詞 altercari の「(他の人と)争うこと」、alter 「他の」から(alter を参照)。 おそらく、「交互に話す」という概念です。
以上、「altercation」でした。