今日の英単語:proffer(prάfər)
「出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇」の参考書によると「~を提案する」、Weblioによると「差し出す、(…を)申し出る、提供する」といいう意味です。まずは「proffer sentence example」と入力して例文を探してみます。
sentence.yourdictionary.comというサイトで下記の例文を見つけました。
I have looked at these but as I am not a subscriber I can only proffer an opinion.
sentence.yourdictionary.com
DeepL翻訳:私はこれらを見ましたが、購読者ではないので、意見を述べることしかできません。
If you don’t get what you want you could then proffer your notice.
sentence.yourdictionary.com
DeepL翻訳:思い通りにならない場合は、通知を出すこともできます。
この例文ではあまり納得がいきません。なぜなら、上記の「proffer」を「offer」にしても意味は十分通じると思うからです。
Googleで「proffer」を入力してからスペースをタイプすると「proffer offer 違い」という候補が出てきたので「proffer offer difference」で検索してみたら、differencebetween.netというサイトで「proffer」と「offer」の違いについて説明してくれていること発見しました。
このサイトによると「proffer」と「offer」はまず「vocabulary.com」の意味を引用して二つの言葉は同じ意味であることを説明します。では違いは何か、という説明が以下です:
The only debate that comes for the usage of “proffer” and “offer” is that the former is more formal to use than the latter.
DeepL翻訳:「proffer」と「offer」の使い分けについては、前者の方が後者よりもフォーマルな表現であることが唯一の議論となっています。
differencebetween.net
なるほど。「proffer」はフォーマルな場で使用される「offer」と考えると覚えやすいです。differencebetween.netの最後の段落で以下のように締めます:
When using the words “proffer” and “offer,” think first of the situation. Does the situation permit you to sound too formal and too polite? For example: “I proffered her a hand.” It is grammatically correct, but do you use that statement these days? It is much better to say, “I offered her a hand.” It is just like using the word “thy” versus “your.” We hear the word “thy” in prayers, but in actual meaning, it only means “your.”
DeepL翻訳:「proffer」や「offer」という言葉を使うときは、まず状況を考えます。フォーマルすぎる、丁寧すぎる言い方は許される状況なのでしょうか?例えば、次のようになります。”I proffered her a hand.” (私は彼女に手を差し伸べた)。文法的には正しいのですが、最近ではこのような言い方をしますか?”I offered her a hand. “と言った方がずっといいです。これは、”thy”と “your “の使い分けと同じです。祈りの中で “thy”という言葉を耳にすることがありますが、実際の意味では “your”という意味でしかありません。
differencebetween.net
differencebetween.netによると、「proffer」はビジネスの場でクライアントに対してアドバイスするときなどに使用される言葉なのであるそうですが、Googleを眺めていると「proffer」は法的な文脈で使用される言葉であるような印象を受けます。Wikipediaで「proffer」を見ると以下の定義を見つけました:
A proffer is an offer made prior to any formal negotiations.
In a trial, to proffer (sometimes profer) is to offer evidence in support of an argument (for example, as used in U.S. law), or elements of an affirmative defense or offense. A party with the burden of proof must proffer sufficient evidence to carry that burden. For example, in support of a particular argument, a party may proffer documentary evidence or witnesses.DeepL翻訳:プロファーとは、正式な交渉に先立ち行われる申し出のことです。
Wikipedia
裁判では、プロファー(proffer)とは、議論(例えば、米国法使用される)、または積極的な防御や攻撃の要素を支持する証拠を提供することです。立証責任を負う当事者は、その責任を果たすために十分な証拠を提出しなければなりません。例えば、特定の主張を支持するために、当事者は証拠書類や証人を提出することができます。
「proffer」のWikipediaによる定義の冒頭の2段落が上記なので、やはり、法的な場で使用されることが多い単語が「proffer」であるように思います。
「vocabulary.com」では以下のようにアドバイスしてくれています:
[…] proffer is usually a little more polite than offer. To remember this, think of the following equation: p[oliteness] + offer = proffer.
DeepL翻訳:proffer は通常 offer よりも少し丁寧です。これを覚えるには、次の方程式を思い浮かべてください:p[oliteness] + offer = proffer.
vocabulary.com
「p[oliteness] + offer」なら「poffer」じゃないか、という突っ込みはやめて「polite」の「p」で始まる「offer」と考えようと思います。
「proffer」は「提案する、提供する、(法的な)申し出、提出」であり、フォーマルな「offer」であることが分かりました。
この「proffer」が「納得して覚える英語」の第一語なので丁重にこの言葉を「proffer」させていただきます。