Googleで「TOEIC リーディング 時間配分」と検索すると、「トイグル」というサイトの「試験前に必ず知っておくべきTOEIC時間配分のコツ」が最上位に現れます。この時間配分を自分なりにマインドマップにしてみました。以下がそれです(ちなみに「トイグル」は超お勧めサイトです):
![](https://nattokueigo.com/wp-content/uploads/2022/08/ab1d5ada5b31453e401c319d41057e4c-4-1024x858.png)
このマインドマップだけあればいい、という方もいると思うので、そういう方はこれ以上読み進める必要はありません。
「パッセージ」(passage)とはWeblioによると「(文章・引用などの)一節,一句,ひとくだり」です。以下、パート毎、問題別毎に見ていきましょう。
Part 5
短文穴埋め問題
30問
Q101~Q130
10分
1問あたり20秒
時間短縮を狙うならこのPart 5と続くPart 6が最適なように思います。特にこのPart5は「トイグル」でも:
よく出る設問はワンパターンだから、頻出問題を反復練習することにより、英語初心者でも高い正答率が期待できる。
トイグル
と言っています。「全部読んで回答する問題」と「全部読まなくても回答できる問題」など、中身をある程度知りつつ、この参考書で模擬試験を自分で受けてみるのも一つの手かもしれません。
![](https://nattokueigo.com/wp-content/uploads/2022/08/e7b6ce282686a4300a622abeab5854cb-1-714x1024.jpg)
この参考書はPart 5とPart 6の模擬試験10本と答え&解説を掲載していてお勧めです。今のところ3本受けてみましたが、本番よりも若干難しく工夫されているような気がします。そしてこの参考書は「Part 5とPart 6を18分で終了させよう」と、トイグルよりもハードルを上げてきます。いまのところ、20分を切れないのですが、10回目のテストでは18分切りを達成していたいところです。
Part 6
長文穴埋め問題
4長文×4設問=16問
Q131~146
10分
1文章あたり2.5分
1問あたり37.5秒
ストップウォッチで20:00まで
Part 6もPart 5と同様にTOEIC L&R TEST 990点獲得 Part 5 & 6 難問模試 のような参考書で練習していくべきですね。トイグル的に言えば、Part 6を完了した段階でストップウォッチは20:00手前でなければいけません。18:00だったら、Part 7に57分割くことができます。
初心者の方はトイグルの「TOEIC Part6 長文穴埋め問題対策と解き方のポイント」を絶対に読むべきです。
Part 7
1パッセージ
短パッセージ
設問2問×4パッセージ=8問
Q147~Q154
6分
1パッセージあたり1分30秒
ストップウォッチで26:00まで
ここから「パッセージ」問題がはじまります。トイグルでは「シングルパッセージ」、「ダブルパッセージ」、「トリプルパッセージ」としていますが、ここでは「シングルパッセージ」を「1パッセージ」とします。
この「1パッセージ」問題はTOEICを受けてみると、3種類の「1パッセージ」問題があることに気づきます。それは何かというと、短い1パッセージ、中くらいの1パッセージ、長い1パッセージです。それぞれに対して設問が2問、3問、4問と増えていきます。
この短い1パッセージを「短パッセージ」とします。各「短パッセージ」に設問2問、が4回なので合計8問に対して回答します。
この「1パッセージ」問題全体を25分で終了しよう、というのがトイグルの提案でしたが、この「短パッセージ」の合計8問は、25分中の6分で終了することを提案します。
1短パッセージ当たり1分半で回答まで済ませてしまう、というのが狙いです。
Q154を終了した時点でストップウォッチのタイムが26:00を切れていたら安心です。
Part 7
中パッセージ
設問3問×3パッセージ=9問
Q155~Q163
8分
1パッセージあたり2分40秒
ストップウォッチで34:00まで
設問が3問用意されている中くらいの長さの1パッセージが「中パッセージ」です。1中パッセージに対して設問3問が3回なので合計9問に対して回答します。
全ての「短パッセージ」問題に対して6分割く、というのが私の提案でした。
この「中パッセージ」では8分で全ての「中パッセージ」問題を解く、というのを提案します。
1中パッセージ当たり2分40秒で回答まで済ませてしまうのが狙いです。
Q163を終了した時点でストップウォッチのタイムが34:00を切れていたら安心です。
Part 7
長パッセージ
設問4問×3パッセージ=12問
Q164~Q175
11分
1パッセージあたり3分40秒
ストップウォッチで45:00まで
設問が4問ずつ用意されている、長い1パッセージが「長パッセージ」です。1長パッセージに対して設問4問が3回なので合計12問に対して回答します。
この「長パッセージ」では11分で全ての「中パッセージ」問題を解く、というのを提案します。
1長パッセージ当たり3分40秒で回答まで済ませてしまうのが狙いです。
Q175を終了した時点でストップウォッチのタイムが45:00を切れていたら、2パッセージ、3パッセージ問題に対して30分使うことができます。
Part 7
2パッセージ
設問5問×2=10問
Q176~Q185
10分
各2パッセージあたり5分
ストップウォッチで55:00まで
ここからは2パッセージ、3パッセージのいずれに対しても設問が5問用意されています。
この2パッセージ問題を10分で済ませたら3パッセージ問題に20分割くことができます。
従って各2パッセージ問題を5分で終わらせることが狙いです。最後の3パッセージ問題3つが残った時点でストップウォッチのタイムが55:00を切れていたらOKです。
Part 7
3パッセージ
設問5問×3=15問
Q186~Q200
20分
各3パッセージあたり6分40秒
ストップウォッチで75:00まで
やはり、最も難解なのは最後の3パッセージ問題、設問15問分ではないでしょうか。
各3パッセージ問題に対し、6分40秒で回答まで終えたいところです。
ただ一番大切なのはPart 5であろうとPart 6であろうと素早く回答していくことが重要であることはいうまでもありません。前半で早く終わらせたら後半にじっくり時間をかけることができるのですから。
そのためには模擬試験を何度も受けなければなりません。上記で紹介した参考書はPart 5とPart 6に特化した参考書ですが、同じ出版社でPart 7に特化した参考書もあります。
以上、長々と書きました。時間の割き方は人それぞれであると思うので、自分に合った時間配分を考えることも大事だと私は思います。